献血のススメ 献血ってどんな内容?

献血のススメ 生活

「献血に興味はあるけれど、実際に何をするのかよくわからない」
そんな人は意外と多いのではないでしょうか。

献血は、病気やけがの治療で血液を必要としている人のために、健康な人が自分の血液を無償で提供する仕組みです。血液は人工的に作れず、長期保存もできないため、安定した医療には日々の献血協力が欠かせません。集められた血液は、輸血用血液製剤だけでなく、血漿分画製剤の原料にも使われます。

献血を運営しているのはどこ?

日本で実際に献血を受け付け、血液を検査し、医療機関へ供給しているのは日本赤十字社です。一方で、献血の基準や制度の大枠を定めているのは厚生労働省です。つまり、制度を定めるのが国、現場を担うのが日本赤十字社という形になっています。

献血にはどんな種類があるの?

献血には、血液をまとめて採る全血献血と、必要な成分だけを採る成分献血があります。

種類内容
200mL献血血液中の成分をそのまま採血する全血献血
400mL献血血液中の成分をそのまま採血する全血献血
血漿成分献血血漿だけを採取し、他の成分を体内に戻す
血小板成分献血血小板だけを採取し、他の成分を体内に戻す

献血の方法にはこうした違いがあり、必要な成分や献血する人の条件に応じて案内されます。

献血当日は何をするの?

献血では、受付のあとに問診、血圧測定、ヘモグロビン濃度の確認などを行い、問題がなければ採血に進みます。採血時間の目安は、全血献血で10〜15分程度、成分献血で40〜90分程度です。採血に使う器具は一人ごとに新しいものが使われます。

献血できる条件と間隔のルール

献血は誰でもいつでもできるわけではなく、年齢、体重、体調などの基準があります。さらに、献血する人の健康を守るため、次回まで一定の間隔をあけるルールもあります。たとえば、400mL献血のあとに再び400mL献血をする場合は、男性は12週間後、女性は16週間後からです。成分献血は、全血献血より短い間隔でできる場合があります。こうした基準は国の制度として定められています。

献血はどれくらいの人がしているの?

厚生労働省の資料では、令和6年度の実献血者数は約249万人でした。また、そのうち約42.6%が年2回以上の複数回献血者でした。少し前の資料では、2020年の献血率は6.0%とされており、毎年多くの人が献血に協力していることがわかります。

献血した血液は必ず使われるの?

献血された血液の多くは医療に使われますが、すべてがそのまま輸血に使われるわけではありません。検査で不適合となったものや、有効期限が切れたものは輸血用には使えません。一方で、研究開発などに有効利用される場合もあります。

献血した血液は国内で使われるの?

輸血用血液製剤は、基本的に国内で集めて国内で使う仕組みです。男女別や年代別で使い道が分かれるわけではなく、血液型や必要量、在庫状況などをもとに供給されます。また、都道府県ごとに完全に分かれているわけでもなく、広域で需給調整が行われています。

献血後にはどんな検査をしているの?

献血後には、血液型検査や感染症検査、生化学検査などが行われます。さらに、B型肝炎、C型肝炎、HIVなどについては核酸増幅検査(NAT)も実施され、安全性を確認したうえで医療現場へ届けられます。

おわりに

献血は、思っている以上にしっかりした制度の上で成り立っています。国が基準を定め、日本赤十字社が現場で運営し、検査や需給調整を経て医療へ届けられています。

私にとって献血の始まりは、池江璃花子選手の呼びかけでした。そこから約6年で8回、献血を行ってきました。行けるときに行く、という形でも、誰かの治療を支える力になる。献血はそんな身近な社会参加なのだと思っています。

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