Googleマップでルートを作成して共有する
はじめに
地図上でルートを共有して伝えたいシチュエーションが存在します。通常はGoogleマップなどの地図アプリで目的地、経由地を設定すれば最適なルートを導出してくれますが、私が必要だと考えたのは以下のような場合です。
- ランニングルート →必ずしも最短ルートではなく気持ちよく走れる場所を伝えたい。
- 登山ルート →道なき道を歩いたり、ショートカットが存在するような場合もある。
そこで私が思いついたのが自分が一度は走破、踏破したルートを記録してGoogleマップ上に読み込み公開する方法でした。
本記事はその手順になります。
ルートの記録
ルートの記録はスマホアプリのStravaを使います。通常のランニングアクティビティの記録アプリなのですが、記録したランニングのルートをGPXデータでエキスポートできます。
※以下の機能は2025/10現在ではすべて無課金で利用できました。
GPXデータとは簡単にいうと、位置情報のGPSデータを連携するためのファイルフォーマットです。
このアプリを使って記録したアクティビティにて、GPXをエキスポートします。GPXのエキスポートはスマホアプリではできません。PCブラウザにて実施します。
- ①PC上でStravaにログイン
- ②アクティビティを選択
- ③概要欄の「・・・」を選択してGPXをエキスポート

ここまでの手順でGPXファイルのエキスポートは完了です。
Google My Mapsへの保存
GPXデータをマップに登録します。
1.Google My Maps にアクセスします。
2.「新しい地図を作成」をクリックします。

3.地図のタイトルを適切に設定します。
4.GPXファイルをインポートします。 →「ルートの記録」の手順で保存したGPXファイルを選択します。
5.ルートデータの完成!

Google Mapの共有及び公開
作成したマップの共有設定と公開を行います。
1.Googleドライブに移動して保存しているマップファイルの共有をリンクをしてている人全員に閲覧、に設定
→今回はこの通りですがマップを見せる目的と範囲に応じて適切に設定してください。


2.作成したマップを公開するにはマップファイルを開き、「このリンクを知っている人ならだれでも表示できる」にチェックを入れてください。
本手順でリンクを知っていれば誰でもマップが表示されるようになります。


以上で完成したGoogleマップはこちらになります!
最後に
マップ上でのルートの共有は、案内だけであれば地図アプリで事足りるのですが、ルートそのものに意味がある場合に本記事がお役に立てば幸いです。
途中のStrava・Googleマップのアプリ間の連携は手動が入るので、ここも自動化すればもっと有用なシチュエーションが増えるかも、とは思いました。
まずはルートの記録とその共有方法としての手順でした。


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