2025年7月にWindowsPCからMariaDBへODBCで接続を行うために、ODBCのインストールから接続テストまで行った際の備忘録です。
こちらの記事でインストールしたMariaDBにWindowsPCから接続確認を行うために実施しました。
DB接続元のWindowsPCスペック
OS | Windows11 Pro 24H2 |
CPU | 13th Gen Intel(R) Core(TM) i7-1360P (2.20 GHz) |
Ram | 32GByte |
ODBCインストーラを入手
公式のダウンロードサイトへアクセス
ダウンロード環境を入力
ODBC接続を行うクライアントPCの端末情報を選択してダウンロードボタンをクリックします。

選択した内容は以下です。OSの項目はインストール先に応じて選択をしてください。
Product | ODBC connector |
Versions | 3.2.6-GA |
OS | MS Windwos 64-bit |
Versionは2025年7月現在で最新のものを選びました。
※3.2.6-GAの「GA」は「 General Availability(一般提供版)」です。
ここまでの手順でインストーラ入手は完了です。
ローカルPCへインストール
インストーラを起動
インストール先のPCでダウンロードした「mariadb-connector-odbc-[ODBCバージョン番号]-[インストール先OS識別子].msi」を起動する。
ダウンロードしたバージョン番号は3.2.6、OSはWindowsの64bit版でしたのでmariadb-connector-odbc-3.2.6-win64.msiを起動しました。

起動したら「Next」をクリック。
ライセンス同意文を確認
使用ライセンス同意文がでるので内容を確認して同意する場合は「I accept the terms in the license Agreement 」のチェックをいれて「Next」をクリック。

セットアップタイプを選択
今回は通常の接続設定の予定のため「Typical」を選択しました。

インストール開始
ここまでの入力した内容でインストールを開始します。「Install」ボタンをクリック。

インストール終了
問題なければCompletedのメッセージによりインストールが完了します。「Finish」ボタンをクリックしてインストールは完了です。

ここまでの手順でインストールは完了です。
ODBCでの接続確認
インストールしたODBCを使用して、MariaDBへの接続確認を行います。
ODBCデータソース(64ビット)を起動
Windowsの検索で「ODBC」と入力して「ODBCデータソース (64ビット)」を起動する。

ユーザDSNにて「追加」ボタンをクリック。
MariaDBのデータソースを作成
データソースのドライバーで「MariaDB ODBC 3.2 Driver」を選択します。
(ODBCドライバで3.2.6をインストールしたため3.2となります。違うバージョンをインストールした場合は「3.2」の部分はそれに応じたバージョン番号となります)

ODBCの接続名、説明を入力
作成するODBCの接続名(今回はMariaDBTetsとしました)と概要説明(今回はConnectTestとしました)を入力して「Next」ボタンをクリックする。

MariaDBへの接続情報を入力
接続先のDBへの接続情報を入力します。今回はTCP/IPプロトコルでrootユーザでのアクセスとしました。Server Name、Port、User name、PasswordはDB管理者に確認して適切な値を入力してください。
接続方法、ユーザ情報はDBサーバが許可している接続方法、ユーザ情報を入力してください。
入力後、「Test DSN」をクリックしてください。
(DSNはData Source Nameです。つまり入力したデータベース情報のテストを意味します。)

接続テスト結果の確認
「Connection successfully established」と表示されたら接続テスト完了です。
メッセージにOKクリック後、Nextをクリックして先へ進む。


ODBC接続設定の保存①
※本手順以降はMariaDB固有のODBC接続設定のパラメータ設定です。
特に要件がない場合はNextをクリックして次へ進む。

ODBC接続設定の保存②
「ODBC接続設定の保存①」と同様。特に要件がない場合はNextをクリックして次へ進む。

ODBC接続設定の保存③
「ODBC接続設定の保存①」と同様。特に要件がない場合はNextをクリックして次へ進む。

ODBC接続設定の保存④
「ODBC接続設定の保存①」と同様。特に要件がない場合はFinishをクリックして接続設定を保存する。

以上の手順でODBCの接続設定は完了です。
最後に
ODBCの接続設定について、本手順書ではすべてデフォルトで保存しましたが、ODBC接続を使用するアプリケーションの要件によってパラメータはそれぞれ適切に設定する必要があります。
各値の意味については接続を行う際には確認し、適時Modifyを行って使用すること。
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