はじめに
Pixel Buds Pro 2 の片耳をなくした。
家の中にありそうだったので、Google の Find Hub を開いた。
Find Hub は、Pixel スマホやタブレット、イヤホンなど、
Googleアカウントに紐づいたデバイスの場所を確認・探索できる仕組みだ。
いわば Google 版の「探す」機能である。

そこで、少し不思議なことに気づいた。
PCでは見えない。スマホでは見える。
同じGoogleアカウントなのに、
- PCのFind Hub:Pixel Budsが表示されない
- スマホのFind Hubアプリ:Pixel Budsが表示され、片耳ずつ探せる
最初はUIの差かと思ったが、これは単なる実装差ではなかった。
Pixel Budsは「自分で位置を持たない」
Pixel BudsにはGPSもモバイル回線もない。
位置はすべて Androidスマホを経由して推定されている。
そして重要なのは、その情報の置き場所だ。
- スマホ側
- Bluetooth接続
- 近距離探索
- 音を鳴らす
- 左右の識別
- クラウド側
- 最後の概略位置
- 最終接続時刻
つまり、
実体は端末側、クラウドは要約だけという設計になっている。
なぜクラウドに集めないのか
技術的には、スマホは位置情報を常時クラウドに送れる。
それでも Google はそうしていない。
イヤホンの位置情報は、
そのまま 生活圏のトレース につながるからだ。
「探せる」けれど
「追跡はできない」。
この境界を守るため、
リアルタイム性が必要な探索処理はスマホに閉じられている。
不便ではなく、思想
PCで探せないのは不便に見える。
しかし仕組みを知ると、評価は変わった。
- 探索は端末主導
- クラウドは最小限
- プライバシー優先の分散設計
これは 意図的な制限 だ。
そして、イヤホンは見つかった
Find Hubアプリで片耳ずつ音を鳴らし、
ソファの隙間から無事発見。
イヤホンを探していただけなのに、
Googleのデバイス管理思想を覗くことになった。
こういう偶然の学びがあるのは、ちょっと面白い。
※ Find Hub は「どこにあるか」を知るための仕組みであって、
「常に追跡する」ためのものではない。

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